匂いと云うものは、人おのおの実感がちがったり目にみえない為、どんな匂いなのかと解説して相手に把握出きてもらうのはたいへんむずかしい事である。
また、色や音のように、ハッキリと分類されるものでもなく、「★★のような匂い」とあいまいにしか表現出きないものであるためす。
「お父様、くさいよ」と云われたら、それは加齢臭かも知れない。
加齢臭とは、その字のとおり加齢に結びついて生起する匂いのであるが、「年をとったのだから、加齢臭はしかたない」とあきらめてしまう事はないのだ。
それは、
体臭にはその人の食生活が深くかかわってるからである。
また、ドイツでは、ユースホステルに宿泊していたドイツ人の女性グループが多量のデオドラントスプレーを使い、火災報知器が反応して消防隊が駆けつけると云う騒ぎがあったそうである。
欧米人は
体臭がつよいと云われており、香水やデオドラントスプレーを使用する人が少なくないのであるが、それにしても火災報知器に検知されるほどのガスを生起させるなんて、よほど多量にスプレーしてしまったのだろう。
神経質になって食後急いでうがいをしに走る事も、誰とも口を聞かずに食事の時間を過ごす事もないのだ。
食事は楽しく摂りたいものであるし、楽しく実感する事により、唾液の分泌もより誘われる。
どうしても気に成るようだったら、食後、口に残った食物を流す意味も含有出きてお茶を飲んでおけば、急いでうがいをする為に洗面所へ走らなくても良いだろう。
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