日本人は
体臭が多くはないと云われている。
それは、昔から米、野菜、豆等、低脂肪で高繊維な植物性食品を中心とした食生活を送ってきたからだろう。
しかし日本でも食の欧米化に結びついて、自身の
体臭に苦しむ人が増大してきた。
体臭の問題は、日本だけでなく世界中でも多種多様な珍事件を起こしているようである。
そもそも、なぜ便の匂いは臭いのだろうか。
それは、便には腐敗物が含有されているからである。
腸に長くとどまれば、その分腐敗は進み、匂いもつよくなっていくるのだ。
また、よく噛まずに呑みこむと便は臭くなる。
これは、本来なら口の中で噛む事で唾液の酵素により分解されてから胃に足を運ぶべき食物が、その段階を飛ばして胃に下ろされ、消化不良を起こし、腸で栄養として吸収されずに腐敗材料となるからである。
口臭には、自身では途方もなく匂いが気に成るのに現実その口臭を測定してみると通常の範囲内である事がよく有る。
常に自身の身だしなみや
体臭に気遣う生真面目な人が、自身には口臭があると苦しんで(現実はそうでもない)歯科にやってくる事が少なくないそうである。
人は誰でも、疲労を感じて唾液の分泌が消耗したときや、朝おきた時、食後2、3時間後等は口臭があるものである。
それを必要以上に気にしてしまうのである。
このケースの場合の口臭は、息がかかるほど接近して会話をすれば別であるが、よほど周囲の人には実感できない匂いのである為、気にする事はないのである。
「オヤジくさい」事を意味すると把握されていた「加齢臭」と云う言葉、どうも「オヤジ」だけのものではなかったようである。
世のお母さま方、落ち着いてはいられない。
体臭の原因は多種多様有るが、食事等の生活習慣からくる匂いも有る為、若いうちから生活習慣をアレンジして、年をとった時に「くさい」と云う言葉におびえずに過ごせるようになったいものである。
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