どんな人でも、おならは出る。
「私は全くおならがでない」と云う人はまずいないだろう。
ただ、おならがくさいかくさくないか、と云うと、それは人おのおの、またそのときの体調おのおのである。
普段から自身の
体臭に苦しんでいる訳でもないけど、おならだけはどうにも臭くて困ってる、と云う悩みをもつ人は意外と少なくないのである。
そもそも、なぜ便の匂いは臭いのだろうか。
それは、便には腐敗物が含有されているからである。
腸に長くとどまれば、その分腐敗は進み、匂いもつよくなっていくるのだ。
また、よく噛まずに呑みこむと便は臭くなる。
これは、本来なら口の中で噛む事で唾液の酵素により分解されてから胃に足を運ぶべき食物が、その段階を飛ばして胃に下ろされ、消化不良を起こし、腸で栄養として吸収されずに腐敗材料となるからである。
では、もし本当にワキガであったとして、果たしてワキガとは病気なのだろうか?
答えは「ノー」である。
ワキガは病気ではなく、1つの体質であるためす。
人間の汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2つが有る。
通常、人間は体温アレンジの為にエクリン腺から汗をかくが、この汗は殆どが水分で、微量の塩分が含有されている。
これに対しアポクリン腺からの分泌物には、蛋白(蛋白(たんぱく))質やアンモニアも含まれ、これらが皮膚表面の菌により分解されてワキガ独自の匂いを発するのである。
つまり、ワキガ体質にはアポクリン腺の量が関係しているのである。
これ以外、年齢だけでなく、食生活の内容にも
体臭は深くかかわってる。
肉類や乳製品等の動物性脂肪を取る事により体に蓄えられた脂肪は、その酸化により
体臭を生起させやすいのである。
以前、日本人は魚、野菜、豆類を殊更に取って和食中心の生活を送っていた。
しかし戦後、食の欧米化が進み、肉類をおおく取るようになった事も、
体臭に苦しむ人が増大した事と関係があるようである。
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