匂いと云うものは、人おのおの実感がちがったり目にみえない為、どんな匂いなのかと解説して相手に把握出きてもらうのはたいへんむずかしい事である。
また、色や音のように、ハッキリと分類されるものでもなく、「★★のような匂い」とあいまいにしか表現出きないものであるためす。
臭いのもとに成る物質は動物性脂肪や動物性蛋白(蛋白(たんぱく))質等の代謝物である。
大腸まで送られた蛋白(蛋白(たんぱく))質は細菌に拠って腐敗し、多種多様な匂い物質をつくり出す。
悪玉菌であるウェルシュ菌や大腸菌に拠って分解されると、アンモニア、アミン等がつくり出され、
体臭や多種多様な疾患の原因となる。
食事をする際には、匂いの素となる肉類(動物性蛋白(蛋白(たんぱく))質や脂肪)を控え、腸内の善玉菌を増大させる事が肝心である。
それは、年をとると、血管中にコレステロール等の老廃物が累積されるのと同時に皮脂腺にも脂肪が増大してくるためである。
殊更に40歳を過ぎるころから、皮脂中の脂肪がぐっと増大すると云われている。
この脂肪が酸化したり分解されると、ノネナールと云う
体臭成分が生起する。
このノネナールこそが、加齢臭と呼称される独自の匂いのもとであるためす。
また40歳を過ぎると、活性酸素と戦う力(抵抗力)が弱くなり、脂肪の過酸化を防ぐ力も弱まってしまう事も、原因として挙げられる。
毎日の食事は、昔の日本で食されていたようなメニューが望ましいのである。
脂肪は少なく、繊維をたっぷりと、植物性の食品を中心に、つまり
体臭予防には和食が良いのである。
活性酸素は、
体臭の他にも体に多種多様な弊害をもたらす為、家族皆で食生活を改善する事で、家族の健康にもつながるだろう。
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